日時:2025年4月19日(土曜日) 午後2時〜4時
会場:京都市立芸術大学 C棟3階「講義室7」
参加者:24名
デジタル・テクノロジーが可能にしている仮想空間に没入する経験の意味、それが現実とどう違うのか、そもそも仮想世界と現実世界とを決定的に区別することはできるのだろうか──そうした問いは現代特有のものだと思われるかもしれないが、実はそうではない。人類は文明の始まりから、仮想世界と現実との関係という問いに直面してきたのである。しかも二千年以上前の古代人の方が、この問題を私たちよりもずっと深く考えていたようなのである。
この講義では老子・荘子のテキストを読みながら、メタバース、VR、さらにはネット世界の経験一般についてどのように考えることができるのか、人生をより良く生きるために、仮想的な世界経験とどう付き合っていけばいいのかを考えたいと思う。(吉岡 洋)