2025年3月から2026年2月まで12回にわたり開催します。
過去の哲学者や思想家を仮想のゲストとしてお招きし、現代が抱える様々な問題について語ります。
2025年4月〜2025年2月 午後2時〜4時(受付開始:午後1時30分)
★9月27日(土)のみ、午後1時30分〜3時(受付開始:午後1時)
受付が混雑しますので、開始10分前にはお集まりください。
講座 | 開催日 | 内容 | 会場 |
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第1回(終了) | 3月29日(土)ライブ配信 | プレ対話 | オンライン |
土曜の放課後2への招待【オンライン】 | |||
第2回(終了) | 4月19日(土) | 記録 | A会場 |
老荘とメタバース | |||
第3回(終了) | 5月24日(土) | 記録 | A会場 |
プラトンとマインドアップローディング | |||
第4回(終了) | 6月14日(土) | 記録 | A会場 |
イタリア・ルネサンス思想とMMT | |||
第5回 | 7月19日(土) | 記録 | A会場 |
スピノザと人新世 | |||
第6回 | 8月9日(土) | 記録 | B会場 |
デカルトとメンタルヘルス | |||
第7回 | 9月27日(土) | 記録 | A会場 |
カントと現代アート | |||
第8回 | 10月18日(土) | 記録 | A会場 |
ヘーゲルと核戦争 | |||
第9回 | 11月15日(土) | 記録 | A会場 |
キルケゴールとSNS | |||
第10回 | 12月13日(土) | 記録 | A会場 |
ハイデガーと生成AI | |||
第11回 | 1月17日(土)(変更) | 記録 | A会場 |
京都学派とメディアアート | |||
第12回 | 2月14日(土) | ラスト対話 | B会場 |
土曜の放課後2を終えて【対面】 |
会場A:
京都市立芸術大学 C棟3階「講義室7」(C-316)
※ C棟西側入り口からエレベーターで3Fにお上がりください。
図書館脇の通路を通り、「関係者以外立ち入り禁止」の札を横目にそのまま通り抜けてください。
◎交通アクセス
地下鉄烏丸線・JR各線・近鉄京都線「京都」駅下車 徒歩6分(A棟まで)
京阪電車「七条」駅下車 徒歩6分
市バス 4、16、17、81、205、南5号系統 「塩小路高倉・京都市立芸術大学前」下車すぐ
※駐車場・駐輪場はございませんので、近隣の有料パーキングをご利用ください。
〒600-8601 京都市下京区下之町57-1
京都市立芸術大学
Tel:075-585-2000
大学構内案内図
会場B:FRAME in VOX
※ MEDIA SHOP前(建物に向かって左側)の階段またはエレベーターにて、3Fまでお上がりください。
◎交通アクセス
バス:「河原町三条」各停留所より徒歩1〜5分
京阪線:「三条駅」6番出口より徒歩5分
地下鉄東西線:「三条京阪駅」2番出口より徒歩5分
阪急線:「京都河原町駅」3B出口より徒歩7分
※駐車場・駐輪場はございませんので、近隣の有料パーキングをご利用ください。
〒604-8031 京都府京都市中京区大黒町44 河原町VOXビル 3F
FRAME in VOX
Tel:075-748-1581
講座参加費:1,000円/回
※ 前日までに以下の「参加申し込みフォーム」からお申し込みください。
※ 参加費は当日、会場受付にて頂戴します。
※ 京都市立芸術大学、京都芸術大学の学生は参加費は無料です。
記録映像視聴:3,000円/10回
※第2回から第11回までの記録映像をネット上で視聴いただけます。
※ ご希望の方は下記の「映像視聴希望申し込み」からお願いします。視聴費は講座日でのお支払い、あるいは銀行振込となります。
お支払い確認後に限定公開アドレスを連絡します。
※ 京都市立芸術大学、京都芸術大学の学生は無料です。
学校の授業では、スピノザの哲学とは「汎神論」だと習います。しかし汎神論とは何なのか? 字面からすると、世界の至る所に神様がいると言っているみたいですが、それはスピノザとは無関係です。スピノザ哲学の核心は、神と自然とは同じものだということです。これは神についての伝統的な考えからすると異端、無神論、唯物論ともみなされます(だから命を狙われました)。一神教的な神は精神的なものの極致です。それが自然と同じということは、神から精神的なものを分け与えられている人間も、自然と同じということになります。つまりスピノザ哲学を徹底すると、人間と自然との間に対立はなく、人間はその精神も含めて自然の一部ということになります。
「人新世」というのは、人類の文明活動が地球環境に影響を及ぼし始めた時代に、新たな地質年代として与えられた名前です。それはいつから始まるのかと言うと、1万2千年前の農耕革命以降、産業革命以降と色々解釈がありますが、いずれにしても二酸化炭素による地球温暖化などの環境問題に関してよく引用されます。人新世という考え方の背後には、人間と自然とを対立したものとみる、素朴な哲学的信念があります。そうした単純な対立は私たちの常識の中にも潜在していますが、それこそスピノザが乗り越えようとした思考の足枷です。スピノザは西洋の哲学者ですが、精神と自然とを同一視する思想は西洋的ではなく、そもそも西洋/東洋という枠組みには収まりません。
第5回はそうしたスピノザ哲学に照らしつつ、現代文明と地球環境との関係についてあらためて考えてみたいと思います。(吉岡 洋)
※ 会場は、A会場(京都市立芸術大学 C棟3F 講義室7)です。
1956年京都生まれ。甲南大学、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)、京都大学文学研究科教授、京都大学こころの未来研究センター教授を経て、京都芸術大学文明哲学研究所所長。
主な著書に、『情報と生命』(新曜社、1993年)、『〈思想〉の現在形』(講談社、1997年)他。批評誌『ダイアテキスト(Diatxt.)』(京都芸術センター刊)編集長。『京都ビエンナーレ』(2003)、「岐阜おおがきビエンナーレ」(2006)総合ディレクター。最新刊に『AIを美学する──人工知能はなぜ「不気味」なのか』(平凡社、2025年2月)がある。
X: @hirunenotanuki
Blog: https://chez-nous.typepad.jp/tanukinohirune/
YouTube: https://www.youtube.com/@hirutanu
【お問い合わせ】
土曜の放課後・実行委員会
Tel:090-3273-0860(安藤)
※定員超過の場合参加をお断りする場合があります。できるだけ前日までにお申し込みください。
※申し込み後に欠席される場合は、実行委員会あてに連絡をお願いします。
※お支払い確認後に限定公開チャンネルのアドレスをお知らせします。
※第2回から第11回までの講座の記録映像を順次アップします。
※京都市立芸術大学、京都芸術大学の学生は無料です。
主催:土曜の放課後・実行委員会
(植田憲司、吉冨真知子、谷本研、二瓶晃、由良泰人、大西宏志、安藤泰彦、小杉美穂子)
共催:京都芸術大学 文明哲学研究所、京都市立芸術大学 加須屋明子研究室
協力:FRAME in VOX/株式会社デンキトンボ